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恋人の家とはいえ、まだまだ他人の領域

さて、ここからは実際に結婚相手の両親のところへ挨拶に行く際に、是非知っておきたいマナーや礼儀についてです。結婚相手となる人は恋人であり、非常に密接な関係にあることと思いますが、その両親というのはまだまだ他人であり、別の領域の人であるということは忘れないようにしましょう。まず、相手方の両親への挨拶に出向く際に気を付けなければならないのは、身だしなみです。男性であれば、ダークカラーのスーツなど、先方に失礼にならない衣装で、髪を黒くし、アクセサリーなどの類も外していくことが望ましいと思います。人物像が多様化した社会とはいえ、まだまだ礼儀正しい真面目な青年が好まれる傾向というのは根強いものです。自分の個性を出すのも大事ですが、ここではグっとこらえたほうがスムーズに挨拶することができるのではないでしょうか。女性であるならば、体のラインがでないような常識的な服装で、アクセサリーなども外しておきましょう。髪についても、出来れば黒くしていたほうが望ましいですが、男性に比べればまだ多少の染色であれば気にされないことも多いので、そのあたりは相手に両親の性格などを聞いて判断することをオススメします。とはいえ、もちろん奇抜なカラーリングは避けたほうが無難でしょう。もし自分の息子の相手が真っ赤な髪できたら……恐らく多くの父親や母親は追い返してしまうと思います。さて、これらの身だしなみがバッチリならばついに訪問です。この時、約束の時間には絶対遅れないようにするのは当然のことですが、4.5分程度早めにチャイムを鳴らすことが出来ればベターでしょう。もちろん、早すぎても迷惑であるということは御忘れのないように。そして相手の家へと上がります。出来るだけ礼儀正しく、靴などもしっかりと揃えて脱ぐようにしましょう。こうしてついに両親と顔をあわせて、結婚の承諾をいただく段になることになりますが、この時についても気を付けなければならないことがいくつかあります。まず、両親の前で相手と会話する際、普段使っているような愛称で呼ぶのは控えるということです。本人たちにとっては当然でも、両親にとってはそれは不自然なことであると言って間違いありません。違和感はあるかも知れませんが、「○○さん」といった呼び方を心がけることで、ここでもまた礼儀正しさのようなものを感じ取ってもらう事ができるでしょう。これらのことに気をつけながら、両親とある程度お話をしましょう。この時、宗教や政治、あるいは自慢話などは以ての外で、できるだけ当たり障りの無い話題を心がけるようにしましょう。例えば、自分の仕事のことであったり、あるいは相手の子供時代の話などを聞くのも良いかもしれません。そして、いざ結婚の承諾をいただく、という段においても気をつけることがあります。それは、よくテレビであったり小説であったりで登場する「娘さんを僕にください」という定型句です。これは、よく目にしたり耳にしたりしますが、実はあまり印象がよくありません。それというのも、子供をモノのように扱っているかのような印象を受ける為です。安易にこの表現をするのは避けましょう。実際には「○○さんと結婚させていただきたいと思っております、どうかお許しください」というような、ストレートながらも礼儀を欠かない言い方のほうが印象は良いようですね。ここで許可を貰えれば御の字、もし反対されてしまったとしても、そこで感情的にはならないようにしましょう。その日は一旦帰ることにして「また改めてお伺いします」などと口添えし、結婚の意志にゆらぎがないことを再確認するのが良いでしょう。

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